14MeVD-T中性子源を用いた遅発$\gamma$線測定システムにおける中性子の時間・空間・エネルギー分布解析
日本原子力学会2017年秋の大会
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- 開催年月日
- 2017年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 札幌
- 国・地域
- 日本
核物質の中でも使用済み燃料や超ウラン元素を含む新燃料等は、高い中性子、$\gamma$線のバックグラウンドを持つため、非破壊測定による検認測定技術は確立されていない。我々は、核物質中に含まれる核分裂性核種の組成比を非破壊で測定するため、小型パルスD-T中性子発生装置を用いた遅発$\gamma$線分析法の開発を進めている。遅発$\gamma$線分析技術では、DT中性子源から発生する14MeV中性子を減速させ、測定に適した中性子場を生成させることが重要である。そこで、モンテカルロコードMCNP6を用いて中性子減速体を組み合わせた装置概念設計を行った。本減速体の有効性を確認するために、減速体内部の中性子束空間、エネルギー分布、中性子束時間分布について解析した。結果、本減速体が遅発$\gamma$線分析法に最適であり、実際に活用できることが分かった。