高速炉サイクル実用化に向けた工学規模のMOX燃料製造技術開発試験,1; 簡素化ペレット法にかかわるダイ潤滑成型試験
日本原子力学会2012年秋の大会
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- 開催年月日
- 2012年9月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東広島
- 国・地域
- 日本
将来の高速炉用MOXペレットの製造方法として実用化を目指している簡素化ペレット法は、脱硝・転換・造粒一元化処理技術、ダイ潤滑成型技術及び焼結工程でのO/M調製技術等の要素技術で構成されている。このうち、ダイ潤滑成型技術は、潤滑剤をペレットの成型金型の内面に直接塗布し、成型する技術であり、これにより潤滑剤混合工程、脱脂工程等を削除することができる。本報告では、工学規模(約40kgMOX/バッチ)でダイ潤滑成型によるMOXペレット製造試験を実施し、運転条件の検討、連続成型の可否及びペレット品質への影響評価を行った。潤滑剤供給量を2mgとし、低密度中実及び高密度中空のペレットを連続成型し、焼結した。この結果、低密度中実及び高密度中空ペレットの密度、外観等に問題がないことを確認し、ダイ潤滑成型による工学規模でのMOXペレット製造が可能なことが確認できた。