講演・口頭発表等

高Ni鋼における$\gamma$"(Ni$_{3}$Nb)の析出挙動

平成24年度日本金属学会, 日本鉄鋼協会両北海道支部合同サマーセッション
  • 佐野 佳祐*
  • ,
  • 大野 直子*
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  • 鵜飼 重治*
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  • 林 重成*
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  • 三浦 誠司*
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  • 山下 真一郎
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  • 井上 利彦

開催年月日
2012年7月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
札幌
国・地域
日本

高速増殖炉の燃料被覆管には第一候補としてODSフェライト鋼が位置づけられているが、その代替として実績のあるオーステナイト鋼の延長線上で耐照射性を改善した高Ni鋼が開発されている。本研究は高Ni鋼を対象として、強化析出物である$\gamma$"を粒内に微細に析出させる最適な時効熱処理条件を明らかにするため時効試験を行い、ビッカース硬さ測定及びTEM観察を実施した。試験の結果、時効温度が高く、時効時間が長くなると$\gamma$"が粗大化し硬さが低下することが認められた。また、650$^{\circ}$C程度の熱処理が最も$\gamma$"析出物が粒内に微細に析出することがわかった。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5036413