2009年9月
モリブドリン酸アンモニウム担持シリカゲルによる発熱核種の選択的分離; 先進オリエントサイクル研究開発
Proceedings of International Conference on Advanced Nuclear Fuel Cycle; Sustainable Options \& Industrial Perspectives (Global 2009) (CD-ROM)
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- 開始ページ
- 1007
- 終了ページ
- 1015
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
高速炉を機軸とする新しい燃料サイクルの開発を目指した先進オリエントサイクル開発の一環として、発熱元素Csを分離するための複合吸着剤(モリブドリン酸アンモニウム担持シリカゲル,AMP-SG)を複数の方法で調製し、吸着溶離試験を実施した。AMP-SG複合吸着剤は、高レベル廃液相当の2$\sim$3M HNO$_{3}$溶液においても10$^{3}$cm$^{3}$/g以上の高いCs分配係数を示した。Cs吸着等温線はラングミュア式に従い、この式から求めた最大吸着量は0.24mmol/gであった。アンモニウム塩溶液はCsの回収及び吸着剤再生に有効な溶離剤であり、カラムに吸着したCsの94\%を5M NH$_{4}$NO$_{3}$-1M HNO$_{3}$溶液で溶離できた。硝酸-硝酸アンモニウム混合液を用いたクロマトグラフィでは、同族元素であるCsとRbを高純度で分離できることを確認した。