MISC

2019年1月

数値計算及び実験によるJ-PARC LEBTのH$^{-}$ビーム力学の研究

Proceedings of 29th International Linear Accelerator Conference (LINAC 2018) (Internet)
  • 柴田 崇統*
  • 池上 清*
  • Liu Y.*
  • 三浦 昭彦
  • 内藤 富士雄*
  • 南茂 今朝雄*
  • 小栗 英知
  • 大越 清紀
  • 大谷 将士*
  • 神藤 勝啓
  • 高木 昭*
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開始ページ
519
終了ページ
521
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.18429/JACoW-LINAC2018-TUPO079

実験結果と数値計算結果の比較によって低エネルギービーム輸送系(LEBT)での負水素イオン(H$^{-}$)ビームの輸送過程を調査している。これまで、(i)J-PARCのLEBTの2つのソレノイド電磁石による軸方向磁場と、(ii)空間電荷効果による径方向電場の2つを考慮するために、3次元のParticle-In-Cell(PIC)粒子輸送モデルを開発してきた。2つのソレノイド電磁石電流が変化したときの高周波四重極リニアック(RFQ)入口での全H$^-$ビーム粒子数に対するRFQのアクセプタンス内のH$^{-}$ビーム粒子数の比を計算した。この計算結果をJ-PARCリニアックのコミッショニングで得たRFQの透過率測定の実験結果と比較したところ、実験で見られたソレノイド電磁石への印加電流に対するRFQの透過率の2つのピークが現れることが、計算結果からも確認できた。計算結果では、LEBT内で作動排気のために設置しているオリフィスがRFQ入口のエミッタンスを削ってしまうコリメータのような役割をしていることが示された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.18429/JACoW-LINAC2018-TUPO079
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5063715
ID情報
  • DOI : 10.18429/JACoW-LINAC2018-TUPO079

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