2013年4月 - 2016年3月
映像療法の方法論開発に関する総合的研究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
本研究の研究成果としては以下の三点に集約できる。(1) 医療現場での映像表現は自らが持っているありあわせのスキルや機材を活用してやりくりしてブリコラージュしようとする傾向が作品化のプロセスを観察することによってあきらかになった。(2)映画祭への出品など、社会的な報酬を求めるような目標を設定すると、医療従事者や制作支援者も報酬獲得に向けて協調的に行動するようになり、制作した作品がありふれたものになってしまい、もともとあった特異性や独創性が大きく損なわれる傾向になる。(3)都内二カ所のメンタルクリニックにおいて、ワークショップ形式によるアウトリーチプログラムが展開できた。
- リンク情報
- ID情報
-
- 課題番号 : 25284038
- 体系的課題番号 : JP25284038