2016年4月 - 2019年3月
災害安心学の探究
日本学術振興会 科学研究費助成事業 挑戦的萌芽研究 挑戦的萌芽研究
昨今の災害や事故・事件の多発に伴い、安全・安心社会が求められているが、客観的に測定可能な安全に比べ、こころの状態である安心の探求は進んでいない。研究目的は、災害安心学という新学問分野の構築可能性の探索であった。文献は、安心とは何かに対して抱く感情で、主観的な状態であるとし、人とのつながりと信頼が必要とした。面接結果は、安心とは人命が保たれ、安全が維持されることとなった。安全を作り出す方法は、設計基準の設定、品質管理の実施、共助の構築等が挙げられた。安全を担保し、安心を目に見えるよう示し、人は何をするかを具体的に伝えることが重要である。引き続き、安心の探求と安心創造方法の明確化が必要である。
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- 課題番号 : 16K15882
- 体系的課題番号 : JP16K15882