論文

査読有り
2014年6月

北海道の草地造成・更新時におけるリン酸施肥量の新しい算出法

日本土壌肥料學雜誌
  • 松本 武彦
  • ,
  • 岡元 英樹
  • ,
  • 酒井 治
  • ,
  • 大橋 優二
  • ,
  • 三枝 俊哉
  • ,
  • 出口 健三郎
  • ,
  • 常田 大輔

85
3
開始ページ
241
終了ページ
244
記述言語
日本語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.20710/dojo.85.3_241
出版者・発行元
日本土壌肥料學會

北海道では約55万haの草地を最大限活用する土地利用型酪農が展開されており,良質な自給飼料の確保が重要である。しかし,近年の草地更新率は3%(2008年)と低く(竹田,2013),草種構成の悪化した生産性の低い草地の割合が高まっており,草地更新による植生改善の推進が必要とされている(竹田,2013)。これまでの知見によれば,草地造成時には耕起法にかかわらずリン酸が制限要因となり(関口・奥村,1973),基肥リン酸の施用効果は土壌蓄積量の多少に支配された(奥村,1973)。また,播種時のリン酸施肥量は,いずれの土壌でも最低200kg-P2O5ha-1以上必要であった。これらの知見をふまえ,草地開発整備事業計画設計基準(農林水産省生産局,2007)には1978年の改訂以降,土壌のリン酸吸収係数と有効態リン酸含量に基づく算出式(以下,従来式と略記)が取り入れられ,現在に至っている。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.20710/dojo.85.3_241
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/110009909543
CiNii Books
http://ci.nii.ac.jp/ncid/AN00195767
ID情報
  • DOI : 10.20710/dojo.85.3_241
  • ISSN : 0029-0610
  • CiNii Articles ID : 110009909543
  • CiNii Books ID : AN00195767

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