基本情報

所属
国立研究開発法人 量子科学技術研究開発機構 独立行政法人放射線医学総合研究所 脳機能イメージング研究部 研究員
東京慈恵会医科大学 再生医学研究部 客員研究員
学位
博士(理学)(京都大学)

J-GLOBAL ID
201301095888480490

外部リンク

人間の本性としての知性・行動や、ヒト固有の精神・神経疾患の機序を理解する上で、その基盤となる脳の進化過程をたどることは重要です。これまで、私は、磁気共鳴画像(MRI)法や超音波画像診断法を用いて、ヒト以外の霊長類(チンパンジー、マカクザル、マーモセット等)の脳構造の発達様式を調べ、ヒトとの比較により、ヒトで顕著な大脳化現象の進化・発達機構を解明することに取り組みました。

2015年からは、 高磁場MRIを用いた霊長類脳標本を対象とした脳画像のデータベース開発などを通して、データサイエンスの基本原理や最先端の技術を学びました。また、計算解剖学的手法に基づく多次元的アプローチにもチャレンジしております。

2019年からは、霊長類脳画像データベースに関する国際コンソーシアム(PRIME-DE/RE)において、画像資料の共有や共同研究を促進する上でで生じる倫理的・法的・社会的課題(ELSI)の解決や情報技術の標準化についても取り組んでいます。2020年からは、日本磁気共鳴医学会では、「多様性・倫理委員会」委員メンバーとして、ヒトの臨床研究計画および利益相反の審査・管理に関する規定の作成に携わっています。さらに、日本ファシリテーション協会にて、科学技術の社会実装に向けて患者・市民参画を促すためのコミュニケーション技術について研鑽を積んでいます。

これまで、ヒトの脳の進化的由来に関する新しい科学的発見ができたのは、国内外の公開された資料やデータ、共同研究者の先生方のサポートやご縁のおかげであり、大変感謝してます。それと同時に、近年、健康・医療の研究を加速するために、ゲノム情報をはじめとする大規模なヒト由来試料を集めて、多くの人々が幅広く多目的に使用するという発想が注目されおり、バイオバンクやデータベースの構築・充実化をはじめとする生命科学の新しい世界にも魅了されております。

ヒトの「由来」の探究をへて、今生きている多くの方々への「未来」へと開かれてゆくことができる研究へと高めることができるよう、日々少しずつ取り組んでまいりたいと考えております。


委員歴

  1

受賞

  3

論文

  16

MISC

  26

書籍等出版物

  4

講演・口頭発表等

  27

担当経験のある科目(授業)

  1

Works(作品等)

  1
  • Tomoko Sakai, Junichi Hata, Hiroki Ohta, Yuta Shintaku, Naoto Kimura, Yuki Ogawa, Kazumi Sogabe, Susumu Mori, Hirotaka James, Okano, Yuzuru Hamada, Shinsuke Shibata, Hideyuki Okano, Kenichi Oishi
    2018年11月 - 現在 データベース

共同研究・競争的資金等の研究課題

  10