2013年5月 - 2018年3月
科学研究費助成:基盤研究(S)「市民のニーズを反映する制度構築と政策形成の政治経済学」
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(S) 基盤研究(S)
熟慮を経てから市民のニーズを測定するCASI調査と、熟議を通して市民のニーズを探るミニ・パブリックスを比較分析すると、熟議に基づくミニ・パブリックスよりも、熟慮に基づくCASI調査の方がサンプルの代表性は高く、実施のコストが低い点では好ましい。しかし、本プロジェクトの実験・調査を通して、熟慮だけでは難しいが、熟議を通してこそ達成できる効果もあることが分かった。例えば、事実に対する思い込みの是正においては、熟慮ではなく、熟議の効果が確認できた。したがって、CASI調査(熟慮)とミニ・パブリックス(熟議)のどちらにも利点があることが明らかになり、一概に両者の優劣をつけることはできないといえる。
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- URL
- https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25220501/25220501_saitaku_gaiyo_ja.pdf
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- https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25220501/25220501_kenkyu_shinchoku_hyoka_keka_ja.pdf
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- https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25220501/25220501_kenkyu_shinchoku_hyoka_gaiyo_ja.pdf
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- https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25220501/25220501seika.pdf
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- https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25220501/25220501_kenkyu_shinchoku_hyoka_kensho_ja.pdf
- KAKEN
- https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25220501
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- 課題番号 : 25220501
- 体系的課題番号 : JP25220501
この研究課題の成果一覧
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論文
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レヴァイアサン (61) 61-93 2017年 招待有り筆頭著者責任著者
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日本政治学会機関誌『年報政治学』 2015(II) 279-300 2015年12月 査読有り
MISC
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新情報 107 13-20 2019年12月 招待有り
書籍等出版物
1-
勁草書房 2018年3月 (ISBN: 9784326302666)