2013年4月 - 2016年3月
金属-酸化物界面のCO選択酸化特性を利用した燃料電池アノード極のCO被毒抑制
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
液相法によるPtCuナノ粒子の合成において一級アルコールや有機酸塩を添加することで粒子構造とサイズ、酸化銅の存在比を制御した。これらの有機保護剤が金属核の寿命を延ばし、結晶サイズが小さく分散した合金粒子を生成することを見出した。一酸化炭素(CO)選択酸化反応が酸化銅と金属白金の界面で進むのに対し、メタノール酸化反応や電極被毒を抑制するCO酸化(COシフト)反応は金属表面で進むこと、メタノール酸化反応が白金の電子状態(反応物の吸着力)に強く依存するのに対し、電極被毒を抑制するCO酸化(COシフト)反応は合金表面の原子配列に強く依存することを明らかにし、燃料電池アノード触媒の開発の指針を得た。
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- 課題番号 : 25410201
- 体系的課題番号 : JP25410201