共同研究・競争的資金等の研究課題

2013年4月 - 2016年3月

金属-酸化物界面のCO選択酸化特性を利用した燃料電池アノード極のCO被毒抑制

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
25410201
体系的課題番号
JP25410201
配分額
(総額)
5,070,000円
(直接経費)
3,900,000円
(間接経費)
1,170,000円

液相法によるPtCuナノ粒子の合成において一級アルコールや有機酸塩を添加することで粒子構造とサイズ、酸化銅の存在比を制御した。これらの有機保護剤が金属核の寿命を延ばし、結晶サイズが小さく分散した合金粒子を生成することを見出した。一酸化炭素(CO)選択酸化反応が酸化銅と金属白金の界面で進むのに対し、メタノール酸化反応や電極被毒を抑制するCO酸化(COシフト)反応は金属表面で進むこと、メタノール酸化反応が白金の電子状態(反応物の吸着力)に強く依存するのに対し、電極被毒を抑制するCO酸化(COシフト)反応は合金表面の原子配列に強く依存することを明らかにし、燃料電池アノード触媒の開発の指針を得た。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-25410201/25410201seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-25410201
ID情報
  • 課題番号 : 25410201
  • 体系的課題番号 : JP25410201