論文

査読有り 筆頭著者
2015年12月

高齢者の余暇活動と主観的幸福感に関する研究

土木学会論文集D3 (土木計画学)
  • 橋本成仁
  • ,
  • 厚海尚哉

71
5
開始ページ
I_567
終了ページ
I_576
記述言語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.2208/jscejipm.71.i_567

本研究は,高齢者の幸福感を向上させる要素として余暇活動に着目し,高齢者の余暇活動が幸福感とどのように関わっているのかについて検討を行った.回答者を取り組んでいる余暇活動を元に類型化したところ,「多彩型」「平均型」「消極型」の3つの余暇活動タイプに分類された.また,幸福感を表す指標として主観的幸福感尺度(LSI-Z)を用い,この値と各余暇活動タイプとの関係について検討した.高齢者の幸福感の要因分析の結果,余暇活動タイプや経済状況の満足度,総合的な余暇活動満足度などが重要な要素となっていることが示された.総合的な余暇活動満足度を向上させるためには本人の健康状態とともに,一緒に活動できる仲間の存在や時間的余裕が重要な要素となることが明らかになった.

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.2208/jscejipm.71.i_567
URL
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jscejipm/71/5/71_I_567/_pdf
ID情報
  • DOI : 10.2208/jscejipm.71.i_567
  • eISSN : 2185-6540

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