Profile Information

Affiliation
Professor, Graduate School of Agriculture Division of Life Science Department of Environmental Bioscience Laboratory of Land Ecology, Tohoku University
Degree
Ph.D. (Agri.)(Tohoku University)

J-GLOBAL ID
200901002589239645
researchmap Member ID
1000294344

External link

Committee Memberships

  20

Awards

  8

Papers

  166

Misc.

  82

Books and Other Publications

  6

Presentations

  152

Research Projects

  15

Media Coverage

  6

Other

  11
  • Apr, 2007 - Present
    わが国の畜産は,海外飼料依存型で土地基盤を持たないケースが多いため,排泄物の集積が深刻な問題となっている。環境保全を図りつつ,省資源,低コストかつ永続的な畜産経営を行う上で,家畜排泄物のコンポスト化およびその草地への施用は,資源循環型農業の構築および粗飼料自給率向上の両面にとって欠かせない技術である。 一般に,コンポスト含有成分は牧草の養分要求量にくらべ窒素とリン酸が不足しカリウムが過剰となる場合が多いため,コンポストの多量施用は草地土壌へのリン酸やカリウムの供給が過剰となり,周辺環境への負荷が増大する恐れがある。また,牧草中のリンやカリウム等の成分含量を増加させ,家畜に対して有害な飼料を生産する可能性も考えられる。 そこで本研究は,採草地において牛糞コンポストの施用が牧草生産性および品質に及ぼす効果を検討するための圃場試験を実施し,牧草の収量および化学成分の変化について調査を行っている。
  • Apr, 2017 - Mar, 2019
    津軽半島の先端に位置する今別町は,海産物に恵まれいるが,同時に和牛の生産も行われている。海藻は機能性成分に富むことから,それを飼料化して牛肉生産に活用することによる肥育牛の健康性および牛肉の品質に及ぼす影響を調査する。いまべつ牛販売推進協議会との共同研究(むつ小川原地域・産業振興プロジェクト支援助成金)
  • Apr, 2017 - Mar, 2019
    耕作放棄地が生物多様性に富み高栄養の草類が生育することに着目し,耕作放棄地等に肉用繁殖牛を放牧して省力的・健康的かつ高生産性を実証する。宮城県登米市伊東牧場との共同研究(登米市産学官連携事業)
  • Oct, 2015 - Mar, 2017
    都府県型の小規模酪農家のアニマルウェルフェアの実態を調査するとともに,アニマルウェルフェア向上に必要な要件を解明し,その技術を開発する。また,家畜のストレスレベルを省力的かつ高精度に評価するために,乳中内分泌物質と行動との関係を解明する。
  • Apr, 2015 - Mar, 2016
    東京電力福島第一原子力発電事故によって放射性セシウム等に汚染された山地放牧地の除染対策のために、対象地域における土壌および植物の放射性セシウム濃度を綿密に計測し、詳細な空間分布を得る。さらに上空から空間線量率の分布を10~100m 間隔で計測する。これらの結果を植生分布や地形的要因とあわせてGIS(地理情報システム)上で解析することによって、植物―土壌―地形―空間線量率の地理的な相関関係を調べ、適切な空間スケールで放射性セシウムおよび空間線量の分布の予測モデルを作成する。
  • Mar, 2012 - Mar, 2014
    農畜林水産業が盛んな南三陸町において“海-田畑-家畜-森林(-加工-農家レストラン(民宿))”の有機的結合を視野に入れ,下記の4点を重点的に行う。 1.伐採跡地および遊休農地の管理と利用:針葉樹と広葉樹の植林,ウシの放牧 2.機能性の高い放牧肥育システムの導入:海藻残さと桑の利用 3.地域生産物の地場加工と観光産業への活用:上記で得られた生産物を地元で加工利用し,観光資源として活用する基盤を醸成 4.ススキ型草原の造成と利用:家畜飼料およびバイオマス発電資材として
  • Jul, 2012 - Mar, 2013
    本事業は地球環境学に関わるリポジトリから、里山・里海利用に関わる地域環境と食文化ついての民俗誌と映像資料のマッチングを行い、地域住民が利用可能な情報媒体システムを構築することを目的とする。岩手・宮城・福島の地域社会を対象として、質的社会調査分野が可能な文化行政・地域復興支援を実施するとともに、防災のためのリポジトリ利用方法を開発する。
  • Apr, 2012 - Mar, 2013
    津波被災地の地域社会における無形文化財の実態調査,地域社会(農林水産業等の生業を含む)の被災状況,およびそれらの今後の見通しを調査。
  • Apr, 2005 - Mar, 2008
    飼料自給率の向上は重要な政策課題であり、その1方策として林地の畜産的利用が考えられる。奥羽山系の国有林では放牧共用林野契約が今だ継続し、そこでの飼料現存量や牛群の行動等の知見が集積されてきている(共用林サイト)。またカラマツ植林地はササを中心に飼料現存量が豊富であるが、人工草地との組み合わせ放牧として模索され始めている(カラマツ林サイト)。さらに、中山間地域では放棄水田が急増しているが、その利用には林地との混合放牧が有効で、その技術的支援が求められている(複合利用サイト)。 本研究では、森林の本質的価値を損なわない低投入型で軽労型の肉用牛林間放牧技術を以上3サイトにおいて開発することを目的とする。 牛の行動特性利用による軽労的集畜・監視システムの開発の中課題では,第1に行動圏の制限技術及び音響誘導技術の開発を通して、牛群の自動捕獲法を開発する。第2に発情雌牛の雄探査行動(視覚刺激及び嗅覚刺激への反応性)の利用を通して発情牛の自動誘導法を開発する。第3に牛群移動の法則性を利用して自動監視システムを開発する。
  • Apr, 2006 - Mar, 2007
    遊休桑園における放牧肉牛の養分摂取の実態および放牧が牛の健康性へ及ぼす効果を調査し,飼養環境としての遊休桑園の特性を評価する。具体的には,遊休桑園の植生および黒毛和種放牧牛について,1)桑葉の現存量および化学成分,2)牛の行動と採食植物,ならびに3)血液成分分析による牛の健康性,を調査する。