2018年6月 - 2023年3月
宇宙観測検出器と量子ビームの出会い。新たな応用への架け橋。
日本学術振興会 科学研究費助成事業 新学術領域研究(研究領域提案型) 新学術領域研究(研究領域提案型)
14回の総括班会議をリモートで開催し、領域全体の研究、計画研究相互の設備共有、横断的な検出器開発の方針の確認及び調整を行った。特に、COVID-19による様々な制約の中で、いかに研究を進めるかに対して議論を行い、知恵を出し合って領域全体の運営をはかった。主催・共催、協催をあわせて4つの研究会を開いた。12月には若手育成のための「The International School for Strangeness Nuclear Physics 2020 (SNP School 2020)」を開催した。J-PARCでの負ミュオンビームを用いた実験を、A01, B01, B02, C01, C02班が深く関わって実施した。2020年度は、非破壊元素分析や超低速ミュオンビーム生成実験をS1課題の元実施した。その際、横断的に用いることができる実験装置の開発やデータ解析を、従来の母体の研究者に加えて、領域内の素粒子、原子核、宇宙実験のメンバーの知見を集めて進めた。今後の様々な分野での実験を視野にいれ、テーブルトップで動作するデータ収集装置の開発を横断的に進めた。加速器実験や実験室での放射線計測など様々な場面で用いることを想定し、物理計測用の多チャンネル信号処理用のFPGAボードやモジュール化されたIPの開発を進めた。汎用I/Oボードや汎用ADCボードを組み合わせたシステムは実際に今後のJ-PARCでの実験や医学イメージングなどに用いられる。ホームページの維持を行い、本領域の研究成果をまとめた。
- ID情報
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- 課題番号 : 18H05457
- 体系的番号 : JP18H05457
この研究課題の成果一覧
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MISC
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文化財科学 88 43-46 2024年3月31日 招待有り筆頭著者
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文化財科学 87 17-30 2023年8月25日 査読有り筆頭著者
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REKIHAKU 8 80-84 2023年2月26日 招待有り
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KEK Proceedings 第6回 文理融合シンポジウム 量子ビームで歴史を探る —加速器が紡ぐ文理融合の地平— 105-113 2022年1月 招待有り筆頭著者
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J-PARC季刊誌 16 4-4 2021年3月 招待有り筆頭著者
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KEK Proceedings 第4回 文理融合シンポジウム 量子ビームで歴史を探る —加速器が紡ぐ文理融合の地平— 198-203 2021年1月 招待有り筆頭著者
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KEK Proceedings 第3回 文理融合シンポジウム 量子ビームで歴史を探る —加速器が紡ぐ文理融合の地平— 51-66 2020年9月 招待有り筆頭著者
講演・口頭発表等
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第7回文理融合シンポジウム「量子ビームで歴史を探る -加速器で紡ぐ文理融合の地平-」 2022年11月3日 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 招待有り
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日本文化財科学会第39回大会 2022年9月11日 日本文化財科学会
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日本物理学会第77回年次大会 2022年3月18日 日本物理学会 招待有り
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第6回文理融合シンポジウム 「量子ビームで歴史を探る―加速器が紡ぐ文理融合の地平―」 2022年1月8日 高エネルギー加速器研究機構 物質構造科学研究所 招待有り