基本情報

所属
大阪大学 核物理研究センター データ収集基盤室 准教授
東京大学 大学院理学系研究科附属原子核科学研究センター 客員共同研究員
学位
博士 (理学)(京都大学)

ORCID ID
 https://orcid.org/0000-0001-8855-4785
J-GLOBAL ID
200901034849253344
researchmap会員ID
5000057575

外部リンク

2022年7月より核物理研究センターデータ収集基盤室

2022年7月に配置転換によりデータ収集基盤室へ。2022年5月より SPADI Alliance を立ち上げデータ収集システムの標準化と開発体制維持にむけて共同研究を進めている。KEK 素核研E-SYS, 理研仁科センター情報処理技術チーム、東大CNS、東北大ELPH などと協力して運営にあたっている。2023年3月に初めて核物理研究センターのグランドライデン磁気分析器へデータ損失ゼロの連続読み出しデータ収集システムを実装し、従来の40倍の速度となる 200 kcps でのデッドタイムレス読み出しを実現した。

 

2021年9月より核物理センター実験研究部門

2021年9月より大阪大学核物理研究センター所属。陽子と中性子のみでできた物質、すなわち陽子と核子がアボガドロ数程度集まっている多体系(巨視的核子系)の構造や性質に興味を持っている。巨視的核子系における対凝縮相と状態方程式の解明を目指した PHANES プロジェクトを前職から展開している。

 

2021年9月までの研究内容 

東京大学 原子核科学研究センターにて陽子・中性子からなる原子核および無限核物質の物性研究を展開しています。
加速器を用いて天然には存在しない短寿命原子核核(不安定核)を生成し、原子核散乱実験を通して、核物質状態方程式の決定、核物質中での超流動状態の性質の解明を目指しています。
これらの実験では低いエネルギーの散乱粒子の測定が必須で、時間投影型三次元位置検出器の検出器ガスを標的とする、重水素ガスアクティブターゲットCAT-Sの開発を行ない、状態方程式決定に重要な錫132不安定核の振動状態(巨大単極共鳴)のエネルギーを決定する実験を行いました。
第2世代となるCAT-Mを2017年に完成させ、高効率な測定を実現させました。今後は、さまざまな不安定核での巨大単極共鳴のエネルギーから状態方程式の決定を目指すとともに、核子対移行反応による超流動状態への相転移および物性を明らかにする実験研究を展開していきます。


主要な論文

  137

主要なMISC

  104

書籍等出版物

  1

講演・口頭発表等

  5

担当経験のある科目(授業)

  3

所属学協会

  1

共同研究・競争的資金等の研究課題

  9

主要な学術貢献活動

  3

社会貢献活動

  3