2016年
兵庫県コウノトリ野生復帰地における鎌谷川の魚類相
水環境学会誌
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- 巻
- 39
- 号
- 3
- 開始ページ
- 85
- 終了ページ
- 90
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.2965/jswe.39.85
- 出版者・発行元
- 公益社団法人 日本水環境学会
円山川水系鎌谷川において2014年6月と8月に魚類の採集調査を行なった。4調査地点で6科22種 (亜種を含む) の魚類が採集された。コウノトリの良好な採餌場所の条件として, 生物量と生物多様度が高いことが挙げられる。コウノトリの有用な餌生物は個体数が多く, 止水域を好むことからフナ類と推定した。鎌谷川内の魚種構成は抽水植物が繁茂している環境である中流と上流で大きく異なり, 中流は上流よりも生物多様度が高かった。鎌谷川の魚類個体数の増加をはかるには魚類が自由に移動できる河川の連続性を確保する必要がある。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.2965/jswe.39.85
- ISSN : 0916-8958
- CiNii Articles ID : 130005151320
- CiNii Books ID : AN10372439