1999年9月
アスファルト固化処理施設火災爆発事故の中期的課題の対応; 原因究明のための施設状況調査その2
JNC TN8410 99-038
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- 開始ページ
- 76
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
本報告書は、先に公開されたPNCTN8410-98-013「原因究明のための施設状況調査」を補完するため、平成9年9月以降に得られた知見および記録についてまとめたものである。アスファルト充てん室(R152)及びエクストルーダ室を除く各レッドセルは当初立入が制限されており調査が行えなかった。復旧作業の進捗に伴い全てのセルの調査を行ったが、爆発による被害は、セル換気ダクトを通って煤がセル内に流入した程度であり、破壊などの直接的な被害は認められなかった。アスファルト充てん室(R152)においても充てんドラムの施設外への搬出に引き続き、室内の片づけ・除染作業が行われ詳細な状況観察が可能となった。このため、今までの入域調査および観察カメラで確認できなかった細部や死角となっていた箇所について観察および写真撮影などの記録を行った。また、潰れた重量検量用ドラムの肉厚測定結果から、ドラムが潰れた際の圧力推定を行い今まで行ってきたアスファルト充てん室(R152)内機器等の破壊圧力と同等であることを確認した。さらに、エクストルーダについても、排出管(ゾーン8)の状況やエクストルーダに施されている保温材の状況などの調査を行った。この結果、排出管にシールディングウォール(M502)飛散時の損傷が見られたが機器本体には損傷がないことを確認した。