2004年 - 2006年
地形層序学的手法による固有地震モデルの再検討と地震・地盤変動評価
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 16500643
- 体系的課題番号
- JP16500643
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 3,200,000円
- (直接経費)
- 3,200,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
日本で最も活動度の高い逆断層系の一つである養老断層系、および、首都圏における最長の逆活断層系である深谷断層系を対象として、断層活動の過去の履歴を復元するとともに、断層活動によって沈降を繰り返してきた平野部の地下浅部構造をボーリング調査や地中レーダー探査によって明らかにした。その結果、以下の成果を得た。(1)養老断層系を構成する養老断層・桑名断層・四日市断層は、745年天平地震および、1586年天正地震の震源断層であった可能性が高い。また、上記3断層は、完新世における活動回数が誤差の範囲内で一致している。以上からこれら3断層は同一の断層活動セグメントを構成しており、マグニチュード8クラスの大地震を約1000年間隔で繰り返してきたと推定される。(2)養老断層の活動に伴い沈降してきた濃尾平野は、典型的な沖積低地の堆積構造を有しており、完新世のデルタ形成後は、河道・自然堤防・後輩湿地のセットの堆積地形が、側方へシフトしながら累重してきたことが判明した。こうした微地形セットの根の深さが液状化し易さに関与する可能性が指摘された。(3)深谷断層系綾瀬川断層において、群列ボーリング調査と地中レーダー探査を実施し、同断層南部が数万年間隔で、後期更新世以降に2回活動した活断層であることを実証した。さらに平均上下変位速度は0.1m/千年、一回の上下変位量は4m程度に達することが明らかにされた。深谷...
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- ID情報
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- 課題番号 : 16500643
- 体系的課題番号 : JP16500643