2016年10月
LEDとフォトダイオードを用いた耐放射線性を有する水中無線伝送システムの開発
IEEE Transactions on Nuclear Science
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- 巻
- 63
- 号
- 5
- 開始ページ
- 2698
- 終了ページ
- 2702
- 記述言語
- 英語
- 掲載種別
- DOI
- 10.1109/TNS.2016.2582299
福島第一原子力発電所事故の教訓から、耐放射線性を有する水中無線伝送システムの開発を開始した。本研究では、$\gamma$線照射下におけるLEDとフォトダイオード(PD)の発光及び受光素子としての適用性を調べた。この結果、市販のLED及びPDに対する1MGyまでの$\gamma$線照射試験から、光学的特性の劣化主因は、半導体部の照射損傷ではなく、樹脂レンズ部の放射線着色であることが示唆された。一方、使用候補であるLED及びPDを用いた水中5mにおける光伝送を検討したところ、光吸収や1MGy時の暗電流増加を考慮しても受光が可能な信号レベルであると見積もられた。以上より、LED及びPDを用いた耐放射線性を有する水中無線伝送システムの構築に見通しが得られた。
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- DOI : 10.1109/TNS.2016.2582299
- ISSN : 0018-9499