2014年4月 - 2017年3月
全食品群を対象とした日本版抗酸化能データベースの構築と栄養疫学研究への展開
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
わが国で摂取量が多いと考えられる食品を食事記録データをもとに選定し、妥当性を確認したH-ORACおよびL-ORAC法でそれらの抗酸化能を測定して、189品目(総分析点数約600点)からなる日本版食品抗酸化能データベースを完成させた。データベースに収載した食品は摂取量で総重量の約8割を占めており、疫学解析に用いるために十分なデータを収載していると判断した。食品群別の抗酸化能摂取総量に占める割合は、H-ORACでは嗜好飲料と野菜で約半分であり、L-ORACでは魚介類が約3割で最も高かった。食事摂取の特徴から見ると、L-ORAC高値の食品摂取が日本食をより適切に反映していた。
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- 課題番号 : 26282200
- 体系的課題番号 : JP26282200