2010年3月
タプルストリームからのデータキューブの構築
第2回データ工学と情報マネジメントに関するフォーラム (DEIM 2010) 要旨集,淡路夢舞台国際会議場(兵庫県)
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- 開始ページ
- F5-2
- 終了ページ
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究発表ペーパー・要旨(全国大会,その他学術会議)
本論文ではネットワーク上の関連サイトでMOLAP 用のデータキューブを分散構築するための方式を提案する.データ発生源から送信されるタプルデータを直接受信するサーバはベースキューボイドを構築しながら,それをタプルストリームとして下位のサイトに送信する.下位のサイトは受信したタプルデータを集約して,上位のキューボイドより,1 次元低いキューボイドを構築しながら,それをタプルストリームとしてさらに下位のサイトに送信する.本方式では,筆者等が提案している多次元データのエンコード法である経歴・オフセット法による実装方式を用いることにより,効率よくタプルストリームを処理し,各サイトにおいて,リアルタイムでキューボイドを構築する.本文では本方式におけるタプルストリームの処理方法,およびデータキューブの分散構築について述べたあとで通信量を評価する.