2019年3月
「標準的なバス情報フォーマット」に基づいた 公共交通オープンデータ可視化システムの開発
旭川工業高等専門学校 研究報文
- 巻
- 55.56
- 号
- 0
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 12
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 独立行政法人 国立高等専門学校機構 旭川工業高等専門学校
「標準的なバス情報フォーマット」(GTFS-JP) は,国土交通省が2017年3月末に公表した公共交通データの共通フォーマットである.本フォーマットは,欧米を中心に世界各地で普及しているGTFS (General Transit Feed Specification)フォーマットに日本独自の項目を追加したものであり,主に電子データ化が進んでいない中小バス事業者やコミュニティバスにおけるデータ作成の基準として策定された.公表以降,GTFS-JPフォーマットに基づいたデータの作成が各地の自治体や交通事業者によって進められており,オープンデータ化も行われている.しかし,本フォーマットに基づいて整備・公表されているデータの数はまだ少ないのが現状であり,GTFS-JPデータを対象として,データを構成する各ファイルの具体的な入力例や整備したデータがどのように表示されるかを視覚的に確認できるシステムやツールが存在しない.
本稿では,GTFS-JPデータを主な対象として公共交通オープンデータをWeb上で可視化するためのシステム開発について報告する.また,本システムの有効性を検証するため,自治体での活用事例として,富山県内バス情報オープンデータ整備事業におけるデータチェック用システムについて報告する.
本稿では,GTFS-JPデータを主な対象として公共交通オープンデータをWeb上で可視化するためのシステム開発について報告する.また,本システムの有効性を検証するため,自治体での活用事例として,富山県内バス情報オープンデータ整備事業におけるデータチェック用システムについて報告する.
- リンク情報
-
- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/130007607896
- ID情報
-
- ISSN : 0389-9306
- CiNii Articles ID : 130007607896
- identifiers.cinii_nr_id : 9000399852818