2020年3月
【イメージング時代の構造生命科学 細胞の動態、膜のないオルガネラ、分子の構造変化をトランススケールに観る】(第1章)近年の技術革新と解かれた構造 クライオ電顕によってとらえられたP4-ATPaseフリッパーゼの輸送サイクル
実験医学
- ,
- 巻
- 38
- 号
- 5
- 開始ページ
- 685
- 終了ページ
- 690
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- (株)羊土社
電子直接検出器の登場により、クライオ電子顕微鏡を用いた単粒子構造解析は膜タンパク質や超分子複合体の構造解析において広く用いられるようになっている。近年ではさらに高速に読み出し可能な新型の直接検出器の登場により、従来の10倍近い高速撮影ができるようになったことで、構造多型を含めた解析により分子の"動き"にフォーカスした研究が可能となってきている。本稿では、このような最新技術を駆使して明らかになったP4-ATPaseのリン脂質輸送サイクルについて紹介する。(著者抄録)
- ID情報
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- ISSN : 0288-5514
- ISBN : 9784758103855
- 医中誌Web ID : 2020200620