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著書正誤表

全卓樹著作の正誤表

phase structure of opinion dynamics 正誤表

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begin{itemize}
\item
the {\em floaters}, who follows the group majority rule and change its state accordingly in each update.
\item
the {\em inflexibles}, who keeps their own pre-assigned value in all updates.  There are two inflexible,  $A$-inflexible stays in state $1$ and $B$-inflexible in $0$. 
We denote the rate of $A$ and $B$-inflexible among all agents as $a$ and $b$respectively.
\item
the {\em contrarians}, who goes against the group majority rule and take the opposite opinion to the majority in each update.
To simplify our treatment, we re-interprete the contrarians as the portion of floaters affected by random flipping.  To characterize the contrarian, we define the probability of flipping $c$.   The rate $c$ takes the value in between $c=0$ (no flipping limit) and $c=\frac{1}{2}$ (complete random flipping). The rate of contrarians among all agents are given by ${\tilde c} = (1-a-b)c$. 
\end{itemize}

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南国科学通信訂正表

第12回:

アンリ・ベクレルの1896年のウラニウム放射線の発見についてはすでに語った。この発見が半世紀後のウラニウム核兵器の開発の源流となり、広島の街に凄惨な地獄絵をもたらしたことを、ベクレル自身が知ることはなかった。
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アンリ・ベクレルによる1896年のウラニウム放射線の発見が源流となり、放射能と原子核物理学の探求が欧州の各地で始まった。美しい緑色ガラスの奥の極微世界に魔力が宿るというのである。研究の流れは勢いを増し、やがてウラニウム核兵器開発の奔流となって、半世紀後の広島の街に凄惨な地獄絵を現出させることを、まだ誰も見通せなかった。

中性子を当てることで原子核を崩壊させる研究が欧州の方々で行われていた。
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中性子を当てることで原子核を崩壊させる研究が当時各地で行われていた。


シラードはシカゴ大学のフットボール競技場の地下、アメリカ政府の潤沢な資金援助で作り上げた秘密の実験炉の前にいた。
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シラードはシカゴ大学のフットボール競技場の地下、アメリカ政府の潤沢な資金で作り上げられた秘密の実験炉の前にいた。

こうして核爆弾への一直線のみちすじが開かれた。それから後の歴史の悲劇は、誰もが知るとおりである。
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こうして核爆弾への一直線のみちすじが開かれた。都市への無警告の核爆弾投下は控えるべきだとの、政府首脳に宛てたシラードの書簡が残されている。その願いが聞き届けらることは勿論なかった。それから後の歴史の悲劇は、誰もが知るとおりである。

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第11回:

キュリー夫妻による追試が行われた。その放射線の正体が超高速に放出されたヘリウム原子核であること、それはウラニウムが分裂して他の元素に変化する際の放射物であることが、次々と明らかになった。
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キュリー夫妻による追試が行われた。ラジウムそしてポロニウムと、ウラニウムの他にも放射性元素が存在することが示された。ウラニウム放射線の正体は超高速に放出されたヘリウム原子核であること、それはウラニウムが崩壊して他の元素に変化する際の放射物であることが、次々と明らかになった。

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第3回:

いかにも高知らしい自由精神や自由民権思想のミームが、中江兆民の思想や板垣退助の魂が宿っていたのかもしれない。
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いかにも高知らしい反骨精神や自由民権思想が、中江兆民や板垣退助の魂が宿っていたのかもしれない。

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第6回:

運転者からの多くのクレームで県警は検査を中止し、酔っ払い運転手は検挙もされず、ヤシの並木の夜の街を自由に行き交うことになる。
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運転者からの多くのクレームで県警は検査を中止し、酔っ払い運転手は検挙もされず、ヤシの並木の夜の街を自由に行き交うことになる。

歴史を紐解けば、過激な反政府運動に悩む政府が、精度の荒いテロ容疑者捜査を行った結果、無実の逮捕者で監獄が溢れ、政府がいよいよ不人気になってゆく、という例に頻繁に出くわす。確率の正しい扱いは社会正義にとっても重要事項なのである。

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第7回:

まあ物理学者や数学者のダークサイドへの堕ち方にもいろいろあるのね。
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まあ物理学者や数学者のダークサイドへの堕ち方もいろいろね。

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第9回:

われわれの仕事時間の大きな割合が、部局の各人の考えをどう集約していくか、という問題に費やされている。
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われわれの仕事時間の大きな割合が、組織の各人の考えをどう集約していくか、という問題に費やされている。


ガラム理論では、個々人が賛成反対の意見もってたくさんの人が多数決に参加する状況を想定して、すべての個人が二つのタイプのいずれかに属すると考える。
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ガラム理論では、賛否の意見をもった個々人がたくさん集まって多数決に参加する状況を想定し、その際すべての個人が二つのタイプのいずれかに属すると考える。


賢明なる多数者の統治が廃れる時、民主制のもとでの少数者独裁が立ち現れる。
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自ら判断する多数者の統治が廃れる時、民主制のもとでの少数者独裁が立ち現れる。


善かれ悪しかれ、色々とガラム世論力学の描像に符合することが多いのではないだろうか。
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善かれ悪しかれ、色々とガラム世論力学の描像に符合することが多いのではないだろうか。

最近ときどき耳にする言葉に「熟議民主主義」というのがある。専門家を交えた少数の集まりによる議論の積み重ねを、集団の意思決定の場で活用する動きを指すようだ。これはガラム世論力学に描写された過程を、意識的に制度化する試みのようにも見える。
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「エキゾティックな量子」正誤表

追記 H28.2.15
第2刷では以下の点は全て訂正されています。
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著書
「エキゾティックな量子:不可思議だけど意外に近しい量子のお話」
 (東京大学出版会、平成26年9月18日 [リンク] )
の正誤表です。
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(H26.12.16)

P113  L8
細野秀雄(誤) → 細野秀雄博士(正)

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(H26.11.17)

P124  L7
先日の発見(誤) → 二〇一二年の発見(正)

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(H26.11.17)

P142  L6, L7
蹴鞠(誤) → 粒子(正)

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(H26.10.17)

最終葉  著者紹介
博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。(誤) → 
博士論文は原子核反応の微視的理論についての研究。現在の専門は数理物理学、量子力学。(正)

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(H26.10.7)

P229  L4
フッサールの現象論(誤) → フッサールの現象学(正)

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(H26.10.2)

P84  L1
時点速度(誤) → 自転速度(正)

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