2019年3月
家族の問題対処行動と家族構造との関連について
愛知教育大学教育臨床総合センター紀要
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- 巻
- 号
- 8
- 開始ページ
- [10]
- 終了ページ
- [17]
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 愛知教育大学教育臨床総合センター
本研究では,家族の問題対処行動のパターンを測定する尺度を作成し,家族構造との関連について検討を行うことを目的とした。高校生・大学生653人を対象として,家族の対処行動パターンを尋ねる尺度と家族構造測定尺度を実施し,分析を行った。その結果,家族の対処行動パターンについて尋ねる尺度は,「協調・具体的解決」,「対立・強制」,「子ども主導」,「落胆・回避」,「受容・見守り」の5つの下位尺度から成る尺度が作成された。そして,家族構造を説明変数,家族の対処行動パターン尺度の下位尺度を目的変数として重回帰分析を行ったところ,母子結びつき,父母結びつき,母親から子どもへの勢力が主に影響していることが示された。
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/120006623905
- ID情報
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- ISSN : 2186-0475
- CiNii Articles ID : 120006623905
- identifiers.cinii_nr_id : 9000402501421