共同研究・競争的資金等の研究課題

2019年4月 - 2021年3月

高いプロトン伝導度を持ち、かつ湿度依存性が無い電解質の設計指針の理論的提案・実証

日本学術振興会  科学研究費助成事業 若手研究  若手研究
  • 小川 敬也

課題番号
19K15351
体系的課題番号
JP19K15351
配分額
(総額)
4,290,000円
(直接経費)
3,300,000円
(間接経費)
990,000円

種々の酸、及び水と異なるプロトンアクセプターにおいてPacked-acid mechanismが起こる条件に及ぼす影響について調査した。量子化学計算によって解析したところ、プロトンアクセプターの共益酸pKaが上がるにつれて、プロトンドナーはより低い酸pKaを用いなければ、プロトンドナー同士の酸相互作用が遠くの水素結合まで及ぼさないことがわかった。並びに、共益酸同士のpKaが高い場合は、共益酸による酸相互作用も小さいことがわかった。すなわち、プロトン受容性(塩基性)が低いプロトンアクセプターを用いた方がよりPacked-acid mechanismが促進されることがわかった。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-19K15351
ID情報
  • 課題番号 : 19K15351
  • 体系的課題番号 : JP19K15351