2021年1月
腹腔鏡下手術におけるセプラフィルム体腔内搬入および貼付法の工夫 Endoロールの使用経験
新潟産科婦人科学会会誌
- 巻
- 115
- 号
- 1
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 6
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 新潟産科婦人科学会
セプラフィルムは優れた癒着防止効果が報告されているが、腹腔鏡下手術での体腔内搬入や貼付操作に難渋することが多い。今回、セプラフィルムの操作にEndoロールを用いた方法を試行し、その有効性について従来法(リデューサーを用いる方法)と比較検討した。腹腔鏡下単純子宮全摘出術3例にEndoロールを使用した結果、3例とも充填が比較的簡便に途中で破損することなく可能であった。最も優れていた点は、5mmポートから挿入可能なため、カメラで確認しながら安全に体腔内搬入でき、周囲臓器にセプラフィルムが付着する前に、広がったままの状態で受け取ることにより貼付が容易な点であった。
- ID情報
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- ISSN : 2186-6244
- 医中誌Web ID : 2021230423