MISC

2019年6月

母性因子の大規模な機能的スクリーニングを可能にする新しい脊索動物

Medical Science Digest
  • 小沼 健
  • ,
  • 松尾 正樹

45
7
開始ページ
422
終了ページ
423
記述言語
日本語
掲載種別
出版者・発行元
(株)ニュー・サイエンス社

卵形成の過程でmRNAやタンパク質として卵細胞に蓄えられる母性因子は、卵成熟や初期発生において重要な役割をになう。母性因子をコードする遺伝子はゲノム上の過半数を占めており、未知の因子が残されていると期待される。本稿では、脊索動物のオタマボヤをもちいた、母性因子の大規模な機能的スクリーニングを紹介する。この実験系は、安価に多数の母性因子を機能阻害できることや、卵形成や胚発生の表現型異常を調べやすいことなど、哺乳類における母性因子の研究を補いうる特長を備えている。(著者抄録)

ID情報
  • ISSN : 1347-4340
  • 医中誌Web ID : 2019326110

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