2014年4月 - 2016年3月
オタマボヤをもちいた発生遺伝学の展開に向けた遺伝学技術の導入と発生現象の調査
日本学術振興会 科学研究費助成事業 若手研究(B) 若手研究(B)
ワカレオタマボヤ Oikopleura dioicaは、10時間という器官形成の早さ、約3000個と少ない細胞数などユニークな特性を備える。発生生物学の新しいモデル動物として位置づけ、遺伝学技術の導入と発生現象の調査を進めた。2年の研究期間内に、(1) 卵と幼生における全mRNA配列の決定、(2) 二本鎖DNAを介する遺伝子の機能阻害現象の発見、(3) 電子顕微鏡による成体の形態情報の取得、(4) 表皮細胞のパターン形成や、体の左右性に関連した細胞系譜の非対称性の解析、(5) 胚の組織染色を効率的に行う方法の開発、(6) ゲノム配列の取得および発生時系列をカバーした全転写産物量の決定を進めた。
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- 課題番号 : 26840079
- 体系的課題番号 : JP26840079