共同研究・競争的資金等の研究課題

2021年4月 - 2025年3月

ドイツ近現代史における複眼的視点にもとづく史料集作成

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(B)  基盤研究(B)

課題番号
21H00585
体系的課題番号
JP21H00585
配分額
(総額)
12,480,000円
(直接経費)
9,600,000円
(間接経費)
2,880,000円

研究初年度にあたる2021年度は、第1回(2021年4月30日、参加者9名全員)、第2回(2021年7月25日、参加者9名全員)、第3回(2021年11月7日、参加者8名欠席1名)、第4回(2022年2月23日、参加者9名全員)の合計4回の研究会を実施した。
第1回は顔合わせと今後の計画の進め方について協議を行った。第2回は研究代表者から科研の研究目的について改めて説明を行い、史料集作成という本科研の目的をふまえて、ドイツ歴史教育の議論、二国間歴史教科書(ドイツ・フランス、ドイツ・ポーランド)にみられる複眼的視点の展開についての報告が行われ、参加者全員の間で討論が行われた。第3回は、研究分担者により、オランダの歴史教育者による複眼的視点の展開実践とそこにおける問題点についての論考について報告され、さらに認識を深めた。第4回は、第3回における議論をふまえ、ドイツの教育出版社より刊行されているテーマ別のリブレットについて、2名の研究分担者がそれぞれ「三十年戦争」と「ナチ時代の社会」の版を取り上げ、その特徴を分析するとともに、日本における応用の可能性について議論を行った。この教材分析を2022年度も続けていくことが合意されるとともに、本年度実施できなかった外国人研究者を招聘したワークショップの開催への準備も進められることになった。
一方、ペーパーについては、2020年度ドイツ現代史学会のシンポジウムにおいて、研究代表者と分担者1名がおこなった本科研にかかわる報告が論文として来年度刊行されることが決定している。

リンク情報
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-21H00585
ID情報
  • 課題番号 : 21H00585
  • 体系的課題番号 : JP21H00585