2011年
ポアソン分布密度関数に関するモデル【査読有】
富山大学人間発達科学部発達教育学科科学教育研究室 「富山数学教育学研究」
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- 巻
- 号
- 11
- 開始ページ
- 1
- 終了ページ
- 4
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 研究論文(学術雑誌)
容器の底に穴を空けて水が流れるようにし,これを無限段重ねた場合を考える.n 段目の容器の水量はポアソン分布密度関数(ガンマ関数)で表されることを導いた.そして,この関数の性質について,定積分すると 1 となる,水量が最大となるピーク時刻の間隔が等しくなる,ピーク時刻に対応する点は n-1 のグラフ上に乗る,等の性質をグラフを使って説明した.この結果は心理的時間の知覚に関するモデルになる可能性があることを示唆した.