研究ブログ
第22回 宇宙科学シンポジウム 発表タイトルとアブストラクト P-139
タイトル
規定ターゲットを要しない、かつ慣性テンソルをも推定できる、非協力ターゲットの角運動量ベクトル方向推定器
著者名: 〇 楠本 哲也(東大)、川口 淳一郎(東北大)
アブストラクト
デブリ回収などで要求される非協力ターゲットの、とくに角運動量ベクトル推定は、永年の間、決定的な方策が見いだされていなかった。本発表では、フィルタを用いることなく、代数的に、非協力ターゲットの慣性テンソルを推定でき、結果として非協力ターゲットの角運動量ベクトル方向を推定できる、運動推定器について概要を説明する。この方法によれば回収されんとする衛星には、予め規定された目標物を設ける必要から開放され、広範な衛星が回収されることを可能とできる。
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