論文

査読有り
2009年4月

単一粒子中のウラン同位体比分析法としての誘導結合プラズマ質量分析と二次イオン質量分析の比較

Talanta
  • 江坂 文孝
  • ,
  • 間柄 正明
  • ,
  • Lee C. G.
  • ,
  • 桜井 聡
  • ,
  • 臼田 重和
  • ,
  • 篠原 伸夫

78
1
開始ページ
290
終了ページ
294
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1016/j.talanta.2008.11.011

単一ウラン粒子の高感度・高精度な同位体比分析法の開発のために、本研究では脱溶媒システムによる試料溶液導入を利用した誘導結合プラズマ質量分析法について検討を行った。標準ウラン粒子を用いて行った実験の結果、$^{234}$U, $^{236}$Uに関してはこれまでよりも数倍の感度向上及び測定精度の向上が達成された。実試料を用いて行った実験の結果では、分子イオンによる干渉の影響などを排除することができ、従来法の二次イオン質量分析法に比べて正確な測定が可能であった。以上のことより、脱溶媒システムを利用した誘導結合プラズマ質量分析法が単一粒子の分析に有効であることが示された。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1016/j.talanta.2008.11.011
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5016948
ID情報
  • DOI : 10.1016/j.talanta.2008.11.011
  • ISSN : 0039-9140

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