2013年4月 - 2016年3月
MDGAファミリー分子群の大脳皮質神経回路網形成機構における役割
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(C) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 25460059
- 体系的課題番号
- JP25460059
- 担当区分
- 研究代表者
- 配分額
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- (総額)
- 5,070,000円
- (直接経費)
- 3,900,000円
- (間接経費)
- 1,170,000円
- 資金種別
- 競争的資金
MDGAファミリータンパク質はMDGA1・MDGA2の2種類からなるイムノグロブリンスーパーファミリーに属するGPIアンカー型の細胞外タンパク質である。大脳皮質形成期においてMDGA1は上層の一部に、またMDGA2はほぼすべての神経において発現が認められ、MDGA1は一部の神経の正常な放射状移動に必要であった。しかしながら最終的な皮質構築に顕著な異常はなく、その発現は終生続くことから、その後の神経回路網形成機構における役割の解析を進めた。その結果、ニューロリギンとの相互作用を介してシナプス形成バランスを維持しており、その機能低下は統合失調症・ASD様の行動異常を引き起こすことを明らかにした。
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 25460059
- 体系的課題番号 : JP25460059