共同研究・競争的資金等の研究課題

2016年4月 - 2019年3月

アナログ・デジタル・ハイブリッド入力装置と原初光学性を応用したデジタル表現研究

日本学術振興会  科学研究費助成事業 基盤研究(C)  基盤研究(C)

課題番号
16K02305
体系的課題番号
JP16K02305
配分額
(総額)
4,550,000円
(直接経費)
3,500,000円
(間接経費)
1,050,000円

これまで研究してきたカメラオブスクラとは異なった、カメラルチダの光学性を撮影に応用する事に着目し、そのシステムの開発を行った。髙精細デジタルカメラとカメラルチダによって、撮影者が立つ地面と撮影対象である前方の光景が同時に撮影出来る装置が完成した。美術史上カメラオブスクラに代わる装置として19世紀に多く用いられたように、現代のカメラによる撮影にも応用できることが分かった。多重露光することなく、またソフトウエアによってレイヤーを合成すること無く、従来の写真撮影の基本である一瞬の機会を捉えて自身の場所と対象を同時に撮影することは、今日の写真撮影の概念を拡げることとして、重要な意味を持つと思われる。

リンク情報
URL
https://kaken.nii.ac.jp/file/KAKENHI-PROJECT-16K02305/16K02305seika.pdf
KAKEN
https://kaken.nii.ac.jp/grant/KAKENHI-PROJECT-16K02305
ID情報
  • 課題番号 : 16K02305
  • 体系的課題番号 : JP16K02305