2002年 - 2004年
沿岸域環境のモニタリング手法に関する研究
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(B)) 基盤研究(B)
- 課題番号
- 14350528
- 体系的課題番号
- JP14350528
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 14,500,000円
- (直接経費)
- 14,500,000円
- (間接経費)
- 0円
- 資金種別
- 競争的資金
沿岸域における環境モニタリング手法をあたらに開発する目的で行われた本研究では、画像計測を使った広域計測、海水の栄養塩を連続分析・解析する手法の開発、およびそれらによる計測値と数理モデルとの同化手法の基礎的な研究の3つのテーマが設定され、それぞれに以下のような成果が得られた。1.画像データを使ったクロロフイル分布の計測と、流場の速度分布計測については、従来からリーモトセンシング分野で提案されている2つの周波数における分光画像を使う、いわゆるオーシャン・カラーアルゴリズムは、クロロフイル濃度が高く、浮遊粒子の影響が少ない場合には良い結果となる。しかしながら、沿岸域では浮遊する懸濁物質の影響が強く、海域によってはクロロフイル濃度が低い場合もあり、本研究では新しいアルゴリズムの開発を試み、今後の研究に対する指針が得られた。2.クロロフイル分布画像を用いた流速分布の計測に、PIV手法を適用するためには、カメラ画像を地図座標に変換して、濃度相関法を用いることが有効であることを示し、それによって得られた由良における潮流は、計測値や計算結果とよく合うことを確認した。3.海水の栄養塩計測のために、フローインジェクション手法を実用化する方法について研究し、亜硝酸計測については、かなりの精度で計測できるシステムを構築・製作した。すなわち、ポンプ系、試薬の混合手法、吸光度計測のための小型セルなどを設...
- リンク情報
- ID情報
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- 課題番号 : 14350528
- 体系的課題番号 : JP14350528