基本情報

所属
山形大学 医学部解剖学第二講座 准教授
学位
博士(医学)(山形大学)

研究者番号
00333948
J-GLOBAL ID
201901006674995648
researchmap会員ID
B000349437

脂質代謝酵素ジアシルグリセロールキナーゼ(DGK)の機能解析を、脂肪組織を中心として行っている。DGKの基質であるDGはトリグリセリド(TG)代謝の中間産物であると同時に、プロテインキナーゼCなどを活性化する脂質性二次伝達物質としても機能する。したがって、DGをリン酸化するDGKは脂質代謝系と細胞内情報伝達系の双方を調節する分子である。最近私たちの研究グループは10種あるDGKアイソザイムのうち、DGKepsilonの遺伝子欠損マウスを高脂肪食で給餌すると、短期間では肥満やインスリン抵抗性といった生活習慣病様の表現型が現れるが、長期間給餌すると逆に改善されることを発表した。現在はその詳細なメカニズムを形態学的手法を中心とし、幅広い視野を持って解析している。


学歴

  3

論文

  52

MISC

  4

書籍等出版物

  2
  • Nakano T, Goto K (担当:分担執筆, 範囲:Diacylglycerol Kinase)
    Springer 2018年 (ISBN: 9783319671994)
  • Goto K, Hozumi Y, Nakano T, Martelli A.M, Kondo H (担当:分担執筆, 範囲:Methods for measuring the activity of diacylglycerol kinas)
    CRC press 2010年

講演・口頭発表等

  55

共同研究・競争的資金等の研究課題

  15