我々は, 次世代データベースにおけるヒューマンインタフェイスのあり方を実証的に研究するため, 商標・意匠図形等の二次元図形を対象としたマルチメディア画像データベース「TRADEMARK」を開発している。本稿では, マルチメディア対話の概念を示し, TRADEMARKの基本構成と, そこでの画像対話の手法について述べる。TRADEMARKにおける画像対話では, 画像の入力・蓄積・検索・出力等の基本的機能で, 画像の構造化とその特徴記述を利用した操作を実現した。例えば例示画検索では, 利用者が提示した手書きスケッチや部分図形から特徴パラメータを抽出し, 概略画索引と照合する。ほぼ実用的な再現率, 検索時間を実現した。