MISC

2008年10月

ハイブリッド熱化学法による水素製造試験; システム成立性及び効率の簡易的評価

JAEA-Technology 2008-068
  • 高井 俊秀
  • ,
  • 中桐 俊男
  • ,
  • 稲垣 嘉之

開始ページ
63
終了ページ
記述言語
日本語
掲載種別
機関テクニカルレポート,技術報告書,プレプリント等
DOI
10.11484/jaea-technology-2008-068

高速増殖炉用水素製造技術として提案されたハイブリッド熱化学法に基づく工学試験装置を使用し、システム成立性を確認するための試験を実施するとともに、本試験装置の現状における水素製造効率を簡易的評価し、改良点の摘出を行った。実験においては、SO$_{3}$電解器に装着されたYSZ管7本のうち4本を作動させ、SO$_{3}$電解器温度約600$^{\circ}$Cの条件で、約1.1時間の間、ほぼ約0.4NL/h-H$_{2}$(1.1$\times$10$^{-7}$Nm$^{3}$/s-H$_{2}$)の速度で水素を発生できることを確認した。現状の装置における水素製造効率を簡易的に評価することにより、水素製造効率を向上させるには、水素製造に寄与しない余剰の硫酸循環量の低減,電解電圧の低減が有効であることを明らかにした。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11484/jaea-technology-2008-068
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5015334
ID情報
  • DOI : 10.11484/jaea-technology-2008-068

エクスポート
BibTeX RIS