SFRの仮想的炉心崩壊事故時における炭化ホウ素とステンレス鋼の多成分反応物質のEPMA解析
Nuclear Materials Conference 2018 (NuMat 2018)
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- 開催年月日
- 2018年10月
- 記述言語
- 英語
- 会議種別
- 国・地域
- アメリカ合衆国
本研究は、B$_{4}$C-ステンレス鋼構成物の再分布挙動を深く調べるため、アルゴンガス雰囲気で1500$^{\circ}$Cで約8分間で電子線マイクロアナライザーを用いて多成分構成物を調べた。その結果、相対的に低密度のボロンが溶融ステンレス鋼の上面に水平方向に針状物質として拡散し(Fe,Cr,Ni)からなる共晶物と共に、高融点(Cr,Fe)$_{2}$Bが生成された。定量分析によれば、ボロン濃度はB$_{4}$C位置からの距離に関わらず水平方向にほぼ均一に分布し、軸方向には底面に向かって単調に減少した。