2011年4月 - 2014年3月
開放系施設を用いたO3とCO2付加が主要樹種の成長と気孔通道性に及す影響解明
日本学術振興会 科学研究費助成事業 基盤研究(B) 基盤研究(B)
高オゾン(O3)処理(60 ppb、日中7時間)ではグイマツ雑種F1稚樹の肥大成長量は葉量と細根の生産量の低下のため抑制された。高CO2処理(日中600 ppm)では、全3種(雑種と両親)の成長が促進され、O3との複合影響下では、グイマツ雑種F1では成長低下の顕著な緩和が見られた。しかし、高CO2条件下での気孔開度の低下のみではO3による成長抑制の原因を説明出来なかった。開放系O3付加実験ではブナ若齢木の相対成長率が対照区に比べて約25%低下した。しかし、同じ樹齢のミズナラやシラカンバではこの傾向は明確ではなかった。
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- 課題番号 : 23380078
- 体系的課題番号 : JP23380078