MISC

2018年11月

過酷模擬環境下における水中無線伝送システムの評価

Proceedings of 2017 IEEE Nuclear Science Symposium and Medical Imaging Conference (NSS/MIC 2017) (Internet)
  • 大塚 紀彰
  • ,
  • 武内 伴照
  • ,
  • 土谷 邦彦
  • ,
  • 柴垣 太郎*
  • ,
  • 駒野目 裕久*

開始ページ
3
終了ページ
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1109/NSSMIC.2017.8532843

原子力発電所の監視システム高度化の一環として、過酷事故時に使用済み燃料プール内の温度,水位などの測定データを送受信できる水中無線伝送システムの開発を行っている。過酷事故時における水中環境を想定した本システムは、使用済燃料から放出される放射線及び熱に対する耐性を有するとともに、気泡、濁り及び障害物を伴う水中環境での伝送精度の向上が要求される。本研究では、高い耐熱性及び耐放射線性を有する本システムの構成部品の選定を行い、気泡,濁り及び障害物の影響を補正するためのインターリーブとトラッキングを用いた画像解析手法の開発も行った。これらの要素開発に基づいたシステムを試作し、その性能を評価した。その結果、試作したシステムは100$^{\circ}$Cの環境下で100時間及び照射量1MGyまで使用可能であった。また、気泡,濁度及び障害物の下でも測定データを高精度に伝送できることが分かった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1109/NSSMIC.2017.8532843
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5060414
ID情報
  • DOI : 10.1109/NSSMIC.2017.8532843

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