MISC

2014年

職場における女性の活躍推進と「生活」環境

一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
  • 森田 美佐

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DOI
10.11428/kasei.66.0_22
出版者・発行元
一般社団法人 日本家政学会

【目的】本研究の目的は、働く女性の活躍推進に有効な要因を、先行研究で指摘されている、企業の仕事と家庭の両立支援や働き方の見直し等の施策に加えて、働く男女が置かれた「生活」の環境や考え方から、明らかにすることである. <br>【方法】本調査は2013年2月にインターネット調査会社を通じて、働く男女1000人を選定した(男女別・年代ごとに各100人選定)。具体的には、「属性」(性別、子どもの有無等)、「両立支援策」(職場の各種制度の有無)、「働き方」(両立に配慮した働き方かどうか)、「生活」(生命・暮らし・人生に関わる現状と考え方)、「女性の活躍に関する考え方」等を聞いた。<br>【結果】①女性の活躍推進に最も賛成するグループは子どものいる女性、最も消極的なグループは子どものいない男性であった。②仕事と家庭の両立支援や働き方の見直し等の施策だけでは、男性を含めて、女性の活躍推進に賛成する意識を高めることが難しかった。③働く者の「父親の家事・育児の責任」を肯定する意識の高さや「ワーク・ライフ・バランスの重要性に気付くこと」等は、各グループで相違はあったが、女性の活躍推進に賛成する意識を高めた。また「雇用の安定」もこれに影響していた。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.11428/kasei.66.0_22
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/130005470471
ID情報
  • DOI : 10.11428/kasei.66.0_22
  • CiNii Articles ID : 130005470471

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