2005年 - 2007年
可視化エストロジェン感受性ニューロンを用いたエストロジェン多機能性の解明
文部科学省 科学研究費補助金(基盤研究(C)) 基盤研究(C)
- 課題番号
- 17500215
- 体系的課題番号
- JP17500215
- 担当区分
- 連携研究者
- 配分額
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- (総額)
- 3,710,000円
- (直接経費)
- 3,500,000円
- (間接経費)
- 210,000円
- 資金種別
- 競争的資金
エストロジェンは中枢神経に作用し、生殖内分泌調節に加え、シナプス可塑性、神経保護作用などに中心的な役割を演じている。本研究の目的は、我々が作出したエストロジェン受容体遺伝子プロモータートランスジェニックラットにおけるEGFPにより可視化されたエストロジェン感受性ニューロンを用い、エストロジェンの様々な機能について細胞レベルで検討することである。研究期間内の成果のうち、最も意義深いものは、EGFP発現が視索前野性的二型核の新規特異的マーカーとして活用できることが明らかとなった点である。この神経核は周生期のエストロジェンにより雌雄差が形成されるが、特に生きた状態で活用できる特徴を生かすことで、このEGFP発現がその性分化機構解明のツールとして、貢献することが期待される。一方、可塑性や神経新生に対するエストロジェンの作用が注日されている海馬にもEGFP発現が観察される。このEGFP発現初代培養細胞を用い、カリウム電流に対する生理学的濃度のエストロジェンの急性および慢性効果を電気生理学的に明らかにした。48時間のエストロジェン曝露では、培養10日まではカリウム電流促進効果、12日以降は逆に抑制効果が、また48時間曝露した細胞にエストロジェンを急性投与すると促進効果が観察され、エストロジェンは海馬ニューロンの発達や興奮性に影響を与えていることが示唆された。もう一点特筆すべきことは、血圧...
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- ID情報
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- 課題番号 : 17500215
- 体系的課題番号 : JP17500215