2003年3月1日
トウモロコシのアントシアニン合成系遺伝子の制御因子CIとB-peruによる発達中のコムギ幼葉鞘におけるアントシアニンの一過的発現
育種学研究
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- 巻
- 5
- 号
- 1
- 開始ページ
- 22
- 終了ページ
- 23
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- 出版者・発行元
- 日本育種学会
トウモロコシのアントシアニン合成系遺伝子の転写制御因子CI B-peruを発達中のコムギ幼葉鞘にパーティクルボンバードメント法で導入した.アントシアニン色素が明確な赤い点として誘導され,その数は幼葉鞘当たり約60に達した.一方,同時に導入したGusA遺伝子では約20の滲んだ青いGUSの点が誘導された.発芽後36時間の幼葉鞘が,これら外来遺伝子の導入発現に最も良い組織であった.また1から5μgのプラスミドDNAで覆った金粒子で充分にアントシアニンやGUSの発現が誘導された.ヘリウムガス圧(900,1100,1300,1500ポンド/インチ^2)或いは停止スクリーンと幼葉鞘間の距離(10,15,20?)は遺伝子導入効率には有意に影響を与えなかった.一方,MS培地に半径1?の円状に並べた芽生えで最も良く遺伝子が導入された.これらの結果は,コムギ幼葉鞘はコムギ遺伝子の一過的発現分析に良い組織であり,またCI B-peruはレポーター遺伝子として使用できることを示した.
- リンク情報
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- CiNii Articles
- http://ci.nii.ac.jp/naid/110001812600
- CiNii Books
- http://ci.nii.ac.jp/ncid/AA11317194
- ID情報
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- ISSN : 1344-7629
- CiNii Articles ID : 110001812600
- CiNii Books ID : AA11317194