論文

査読有り
2019年10月

放射能汚染された土壌を海面埋立地に再利用する際の線量評価のためのセディメントモデルを組み込んだ評価システムの開発

Radiation Protection Dosimetry
  • 三輪 一爾
  • ,
  • 武田 聖司
  • ,
  • 飯本 武志*

184
3-4
開始ページ
372
終了ページ
375
記述言語
英語
掲載種別
研究論文(学術雑誌)
DOI
10.1093/rpd/ncz128

福島事故後の除染作業によって発生した除去土壌を再生資材として再利用する方針が環境省により示されている。有効な再利用用途の1つである海面埋立地では、施工時に溶存した放射性Csの他に土粒子に付着した放射性Csの海洋への流出が予想されるため、安全評価上、両形態の核種移行を評価できるモデルが必要となる。そこで本研究では、施工時および供用時の放射性Csの流出をモデル化し、海洋に流出した核種についてはOECDにより示されたSediment modelにより移行評価を行った。沿岸域における核種移行評価にSediment modelを用いることの妥当性を、福島沿岸域の実測値の再現計算により確認した。施工時および供用時の核種流出を評価するモデルおよびSediment modelをクリアランスレベル評価コードPASCLR2に組み込むことで、海洋へ流出した核種からの被ばく線量評価を行えるようにした。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1093/rpd/ncz128
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5062389
ID情報
  • DOI : 10.1093/rpd/ncz128
  • ISSN : 0144-8420
  • ORCIDのPut Code : 141818372

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