MISC

1999年1月

原研におけるITER用ダイバータ高熱流束機器の開発

Phys. Scr.
  • 鈴木 哲
  • ,
  • 佐藤 和義
  • ,
  • 江里 幸一郎*
  • ,
  • 横山 堅二
  • ,
  • 大楽 正幸
  • ,
  • 中村 和幸
  • ,
  • 秋場 真人

T81
開始ページ
89
終了ページ
93
記述言語
英語
掲載種別
DOI
10.1238/Physica.Topical.081a00089

本稿では原研におけるITER用高熱流束機器の開発の現状について報告する。特に、炭素系材料をアーマ材とした実規模ダイバータ模擬試験体の製作、及び高熱負荷実験について述べる。実規模ダイバータ模擬試験体は1次元もしくは3次元CFC材料のアーマ材を銅製ヒートシンクに冶金的に接合した構造をもっている。本試験体に対して、ITERダイバータの設計熱負荷である5~20MW/m$^{2}$の熱負荷をイオンビームによって繰り返し与え、接合部及び冷却管の熱疲労挙動を観察する高熱負荷実験を実施した。その結果、1次元CFC材を採用した試験体は一部にアーマ材の剥離が生じたものの、1000サイクルの繰り返しに対して健全性を維持した。一方、3次元CFC材を採用したものでは実験初期に多くのアーマ材が剥離し、接合技術のさらなる改良が必要であることが明らかになった。

リンク情報
DOI
https://doi.org/10.1238/Physica.Topical.081a00089
CiNii Articles
http://ci.nii.ac.jp/naid/30007296678
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?2002396
ID情報
  • DOI : 10.1238/Physica.Topical.081a00089
  • ISSN : 0031-8949
  • CiNii Articles ID : 30007296678

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