IFMIF/EVEDAテストセル施設における照射後試験施設の設計検討
第6回日本加速器学会年会
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- 開催年月日
- 2009年8月
- 記述言語
- 日本語
- 会議種別
- 開催地
- 東海
- 国・地域
- 日本
IFMIFの工学実証・工学設計活動(EVEDA)において、IFMIF内の照射後試験(PIE)施設の設計活動を行っている。PIE施設では、核融合原型炉用構造材料の設計評価等を行うために微小試験片等の照射後試験を実施するとともに、これに関係する照射リグの検査と解体、及び照射試験片の再装荷作業等が行われる予定である。本PIE施設設計の検討では、コンクリート及び鉄のホットセルのセル構造の設計やこれらのホットセルの配置の検討,簡易遮蔽計算による遮蔽壁厚の評価、及び試料等の搬送設備の評価などを実施した。特に、$^{3}$HやBe及びNaK等の放射化物の取扱いを考慮して不活性ガスを充填させたセルの二重構造、及び微小試験片の照射後試験等の精密測定を行うための別建屋の配置案などを検討した。またIFMIFで最大5年間照射したフェライト鋼の照射リグを1個(3.12kgの試料に相当)、取扱うためのホットセルの遮蔽評価(日本の法令に準拠)ではコンクリート製で140cmの壁厚が必要で、鉄製では40cmの壁厚が必要であることがわかった。さらにIFMIFの高い稼働率や作業の安全性を向上させるために、トランスユニーやエアシューターといった新たな試料等の搬送機構を取入れた施設設計の検討も併せて実施した。