2012年10月
呼吸追随型電動ファン付全面マスクの防護性能試験
保健物理
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- 巻
- 47
- 号
- 3
- 開始ページ
- 189
- 終了ページ
- 193
- 記述言語
- 日本語
- 掲載種別
- DOI
- 10.5453/jhps.47.189
- 出版者・発行元
- Japan Health Physics Society
内部被ばくを防護する手段として防塵マスク等の呼吸用保護具の着用がある。呼吸用保護具の一種として、電動ファン付呼吸用保護具があるが、近年では、着用時の呼吸を補助し、バッテリーやフィルタの消耗を抑える呼吸追随型電動ファン付全面マスクが開発されている。本試験では、呼吸追随型電動ファン付全面マスクについて、マンテスト装置を用いて防護性能試験を行い、ファンのない全面マスクと比較するとともに放射線作業において使用する際の着用基準となる防護係数の算出を行った。測定終了後にはマスク着用時の作業者の負担に関するアンケート調査を行った。試験の結果、呼吸追随型電動ファン付全面マスクはファンのない全面マスクと比較して安定した防護性能を維持でき、着用基準として防護係数2000以上の設定が可能であることが確認できた。また、アンケート調査により着用時の作業者の負担軽減が確認できた。
- リンク情報
- ID情報
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- DOI : 10.5453/jhps.47.189
- ISSN : 0367-6110
- CiNii Articles ID : 10031079220
- CiNii Books ID : AN00228458