講演・口頭発表等

2018年度のMLF放射線安全チームの活動

2018年度量子ビームサイエンスフェスタ; 第10回MLFシンポジウム/第36回PFシンポジウム
  • 原田 正英
  • ,
  • 川上 一弘*
  • ,
  • 相澤 一也
  • ,
  • 曽山 和彦
  • ,
  • 石角 元志*
  • ,
  • 平松 英之*
  • ,
  • 橋本 典道*
  • ,
  • 細谷 倫紀*
  • ,
  • 市村 勝浩*

開催年月日
2019年3月
記述言語
日本語
会議種別
開催地
つくば
国・地域
日本

MLFの放射線安全チームは、実験課題申請における放射線安全審査を担い、放射線安全セクションと協力しながら、MLF実験ホールで実施されるユーザー実験やメンテナンス作業における放射線安全に尽力している。2016年11月より運用を開始したMLF実験ホールの第1種管理区域表面汚染低減区域は、ユーザーの利便性を担保しつつ、非管理区域への汚染拡大の防止ができ、気体や液体を使用する実験の制約を緩和できるなど、有益であることを確認している。管理区域の全て出入り口への小型物品搬出モニターの設置、汚染検査室への大型物品搬出モニターの設置、定期的なユーザー用ロッカーの残留物の確認を行うことにより、ユーザーの利便性を向上できた。夏期メンテナンス期間には、第2種管理区域へ一時的に区分変更を行うことで、メンテナンス作業においても利便性の向上が図れた。その他、運転終了後の各BLの分光器室内の汚染サーベイ、放射化した器材や試料の核種分析などにより、放射線安全の向上に寄与している。今後、放射化した試料の受け入れについて検討を進め、さらなるユーザー実験の利便性拡大を図る。当日ポスターでは、2018年度の放射線安全チームの活動報告を行うとともに、詳しい運用や設備の現状と今後の予定を報告し、ユーザーからの相談を受け付ける。

リンク情報
URL
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5064788